CloudFixは、お客様のAWSアカウントを分析し、コスト削減のオポチュニティーを特定し、ワンクリックで修正を実行することで、コスト削減を即座に実現します。AWSアカウント全体のリソースの使用状況を自動的に監視し、組織全体で大規模な修正を実施します。修正は自動化されており、ダウンタイムはありません。すべてのプロセスはCloudFixのダッシュボードから管理され、数分で完了します。
CloudFixのアカウント作成は、簡単でスピーディです。CloudFixのサイトにアクセスし、連絡先情報を入力、パスワードを選択、送信をクリックしてください。CloudFixでコスト削減案を参照するだけの場合は無料です。CloudFixで削減案を実行したい場合のみ、有料会員になる必要があります。
アカウントが作成された後、新しい認証情報でログインすると、最初のAWSアカウントを接続するためのプロンプトが表示されます。このとき同じブラウザの別のタブでAWSコンソールにログインしている必要があります。Cloud Formationは、CloudFixが推奨事項の特定と修正の実行、両方を行えるように適切なアクセス権でアカウントを構成するために使用されます。
リソースの使用状況を監視し、コストの最適化ができる箇所を特定するため、読み取り権限が使用されます。最適化案は、CloudFixダッシュボードを使用して適用することができます。最適化は、スナップショット・バックアップの作成とEBSボリュームの変更をダウンタイムなしに安全に行うためのアクセス権を使って、CloudFixによって自動で実行されます。
アカウントとCloudFixを接続し、必要なアクセス権を設定するためには、Run Template(テンプレートの実行)ボタンをクリックしてください。
AWSコンソールに必要な情報が入力されたCloud Formationページが開きます。Quick Create Stackインターフェースには、使用するCloudFixテンプレートとデフォルトのテンプレート名が表示されます。ページの一番下までスクロールし、Create Stackをクリックしてアカウントを接続してください。
クラウドフォーメーションスタックで作成されるリソース
CloudFix Cloud Formationスタックは、CloudFixに関連する2つのIAMロールをアカウントに作成します。これらのロールは、推奨事項の検索や修正プログラムの適用に使用されます。
- Finderロールは、リソースの使用状況を監視し、コスト削減のオポチュニティーを特定するために使用されます。ec2:DescribeVolumes、config:DeliverConfigSnapshot,、cloudwatch:GetMetricData などのAPIに対するアクセス権が含まれます。
- TFixerロールは、コスト最適化の変更を安全に実行し、自動化するために使用されます。ec2:ModifyVolume、ec2:ModifyInstanceAttribute、dlm:CreateLifecyclePolicy などのアクセス権が含まれます。
どちらのロールにも、コスト削減の最適化を含む今後のリリースで使用される権限が含まれています。
CloudFixにおいてコスト最適化の修正を適用する方法
スタックが作成されると、CloudFixはスケジュールに基づいてリソースの監視を開始します。CloudFixのダッシュボードに推奨が表示されます。推定される節約額と現在実行された節約総額が表示されます。
それぞれのレコメンデーションの右側にあるアイコンを使って、希望するアクションを選択してください。
- 今すぐ修正プログラムを適用する
- 修正プログラムを後でメンテナンス期間に実行するようにスケジュールする。
- 修正プログラムを実行しない
修正が適用されると、Completed(完了)タブに表示されます。
EBS gp2ボリュームは、ダウンタイムなしにgp3へ移行されます。ベストプラクティスとして、移行を実行する前にEBSボリュームのスナップショットを取得します。これにより何らかの理由でロールバックが必要な場合に対応することができます。
レコメンデーション機能が利用可能になると、電子メールが送信されます。CloudFixのアカウントに最初に接続してから、レコメンデーション機能が利用可能になるまで1時間程度かかります。
メールには、CloudFixにログインし、レコメンデーションを適用することで実現できるコスト削減の情報が含まれています。